2026年08月08日
断水時の在宅避難は水とトイレの確保から
断水時の在宅避難は水とトイレの確保から
2026年夏、熊本県では震度7の地震後、10市町で約7万9100戸の断水が報じられました。内訳は八代市約2万5000戸、宇城市約1万7000戸、熊本市約8700戸です。猛暑の中で水が止まると、飲み水だけでなく、トイレ、手洗い、調理まで一気に困ります。住まいを扱う私たちも、日ごろから家の備えを考えることが大切だと感じています。
目次
- 断水で最初に困るのは飲み水だけではありません
- 在宅避難で水を使う場面を分けて考える
- 復旧情報を見るときに確認したいこと
1. 断水で最初に困るのは飲み水だけではありません
断水というと、まず飲料水を思い浮かべますね。けれど実際には、トイレを流せないことが早い段階で負担になります。特に集合住宅では、排水設備の状態が分からないまま水を流すと、別の階でトラブルが起きる場合もあります。
熊本県の例では、複数の市町にまたがる広い範囲で断水が続きました。こうした状況では、給水所に行くにも時間がかかります。小さなお子さんや高齢の方がいる家庭では、移動そのものが大きな負担になるはずです。
2. 在宅避難で水を使う場面を分けて考える
家庭で考えたい水は、大きく分けて「飲む水」「生活に使う水」「トイレ用の備え」です。飲む水は家族の人数に合わせて置き場所を決めます。生活用水は、浴槽やポリタンクなどに一時的にためる選択もあります。
一方で、トイレは水だけで解決しにくい部分です。簡易トイレ、凝固剤、臭いを抑える袋を別に用意しておくと安心です。水道が止まったときに、家族全員が同じ手順で使えるよう、保管場所を共有しておくことも欠かせません。
3. 復旧情報を見るときに確認したいこと
静岡県小山町では、2026年6月28日午後5時に地震による断水が復旧したと案内されました。このように自治体の情報では、復旧時刻や対象地区が示されます。ただし、自宅の蛇口からすぐ普段通りの水が出るとは限りません。
復旧後は、濁りやにおいがないかを確認します。受水槽がある建物では、管理者からの案内も見てください。戸建てでもマンションでも、水道は暮らしの土台です。日常のうちに備蓄場所、トイレ用品、自治体情報の確認先を決めておくと、断水時の不安をかなり減らせます。